
高木かおり:政党交付金で自身への借入金返済疑惑

政党支部が高木氏本人への借入金返済に政党交付金を使ったのではないかと報じられた。
アジアプレスは、参議院議員の高木かおり氏が代表を務める政党支部が、2016年に高木氏本人から1700万円を借り入れ、その後に返済していたと報じた。 同報道によると、2017年と2018年にそれぞれ650万円ずつ返済されていた。 問題になったのはその返済の原資である。 アジアプレスは、政治資金収支報告書や政党交付金使途報告書などをもとに、政党交付金が高木氏本人への借入金返済に使われた疑いがあると指摘した。 一方で高木氏側は、借入金返済は寄付金により対応しており、政党交付金による金員の移動は存在しないという趣旨で否定したと報じられている。
政党交付金は税金を原資とするため、本人への返済に使われた疑いは重い。
政党交付金は、政党活動を支えるために税金から支出される公的資金である。 そのため、政党交付金が政治家本人からの借入金返済に使われた疑いがあるなら、単なる会計処理の問題では済まない。 公的資金が、政治家本人への返済に回ったのではないかという問題になるからである。 政党交付金を借入金返済に使用することは法律上制限されている。 ただし、高木氏側はこの点を否定している。
高木氏側は、政党交付金による返済ではないと説明した。
高木氏側は、借入金返済について寄付金で対応しており、政党交付金による金員の移動は存在しないと回答した。 また、その後のやり取りでは、文書通信交通滞在費を寄付したものも含まれうるという趣旨の回答があったとも報じられている。 この説明に対して報道側は、政治資金収支報告書には「借入金返済」と記載されており、文通費や政党交付金との関係には疑問が残ると指摘している。
この件は、政治資金の流れと、公的資金が議員本人に戻る構造への疑念が問われた出来事である。
本人側が否定している以上、疑惑を事実として断定するべきではない。
しかし、政党交付金や文通費のような公的性格の強い資金が関係する以上、有権者に分かる形で説明する必要がある。
ポイントは次の4つ。
- ✓高木氏の政党支部が、高木氏本人から1700万円を借り入れ、その後返済していたと報じられた
- ✓アジアプレスは、返済原資に政党交付金が使われた疑いがあると指摘した
- ✓高木氏側は、返済は寄付金によるもので、政党交付金による金員の移動はないと否定した
- ✓政党交付金や文通費など、公的性格のある資金の扱いについて説明責任が問われた NEG-ARCHIVEでは、「金」「問題行動」カテゴリの記事として、政党交付金をめぐる借入金返済疑惑と本人側の否定を記録する。

